ヒロキ@転職チャレンジャー

転職活動中の会社員です。会社員のリアルな現状をまとめています。

謙虚さとは相手を立てること

今回はのテーマは「相手の立場で考える」です。

謙虚という言葉があります。

謙虚な人というと

  • 腰が低い
  • いつも頭を下げている
  • 控え目な言動

このようなイメージがありますよね。

でも、本質は少し違います。

謙虚な人とは、相手を立てることのできる人を指すのだと思います。

 

 

20代のころ、近所に小さな中華料理屋がありました。

おかみさんと思われる店員さんがいました。

狭い店内を忙しそうに動き回っていました。

いつも一生懸命働いていました。

そのお店で一つだけ記憶に残っていることがあります。

それはおかみさんの口ぐせでした。

接客するたびに「すみません」と言い続けているのです。

水を出すときに「すみません」

料理を出すときも「すみません」

お金を受け取るときも「すみません」

謙虚さというより違和感がありました。

 

「すみません」は、職場でも使用されることの多い言葉の一つです。

「すみません」が口ぐせとなっている社員が必ず一人はいるものです。

上司が「ん?」という反応をすると「すみません」と謝ってしまう。

何か聞かれると「すみません」から入る。

上司に何か報告するとき「あ、すみません」から入る。

謝る必要のない場面で「すみません」が思わず出てしまう。

僕自身、謝る必要のない場面で思わず「すみません」を使ってしまうことがあります。

思わず出てしまう「すみません」は、謙虚さというより防衛本能に近いものなのでしょう。

では謙虚さとは何か?

謙虚さとは、相手を立てる行為なのです。

相手を立てることの根本にあるのは、相手の立場で考えることです。

相手がお客様であればお客様の立場で考える。

相手が上司であれば上司の立場で考える。

相手が部下であれば部下の立場で考える。

相手のプライドを傷つけることなく、心地のよい時間と空間を提供する行為こそが謙虚さなです。

 

日々の業務でレスの速い人と遅い人がいます。

両者の違いは能力の違いではありません。

最大の違いは目線の違いです。

遅い人は、自分目線です。

時間や行間にいいわけやこだわりを入れようとします。

速い人は相手目線です。

いいわけを排除します。

自分のこだわりよりも相手のニーズを優先させます。

レスの遅い人は能力的に劣っているから遅いのではありません。

意図的に遅くしているのがほとんどです。

レスの速い人は遅い人より謙虚ということができるでしょう。

つまり、優秀な人ほど謙虚なのです。

 

相手を立てるという点でさらに重要なことがあります。

それは「だれにでも等しく」というところです。

立場や上下関係にとらわれずに相手を立てることができるのが謙虚な人です。

目上の人や自分にとって影響力のある人だけを立てるのは謙虚な人のすることではありません。

 

謙虚さの対極にある高慢な人がすることです。

 

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