ヒロキ@転職チャレンジャー

転職活動中の会社員です。会社員のリアルな現状をまとめています。

仕事の教え方について

大阪での単身赴任生活も3か月が経ちました。

入社して約25年、どの部署でもたいていの業務をこなせる自信はありました。

ただ、今回ばかりはその法則が当てはまりませんでした。

理由は2つありました。

1つは専門性の高さです。

そしてもう1つは、スケジュールに従って完全に業務を行う厳格さでした。

1月2月は、業務量的にもピークでした。

知識習得とスケジュール管理の両立は、想像以上に大変でした。

業務が落ち着き、全体が見えるようになったのは3月に入ってからでした。

業務全体を把握するまで、部内のたくさんのメンバーに業務を教わりました。

皆、丁寧に教えてくれました。

4月以降は、教える立場に気持ちを切り替えてやっていきます。

 

仕事には、教え方がうまい人と下手な人がいるように思います。

知識やスキルの高さと教え方のうまさは必ずしも比例するものではありません。

業務そのものの知識やスキルと教える技術は別物と考えたほうが良いでしょう。 

教え方がうまい人と下手な人の特徴を比較してみます。

 

うまい人

  • 全体の中のイマココを伝えることができる
  • 各作業の目的を理解させる
  • 相手の立場で考える
  • 可能な限り単純化する

 

下手な人

  • いきなりマニアックな話をする
  • 作業手順を教えこもうとする
  • 自己満足の域を出ていない
  • ムダに複雑化する

 

両者はアプローチに決定的な差があります。

前者は、連鎖反応を促すことで理解を深めるやりかたです。

概要を理解させたうえで、現在位置を示します。

現在位置を示すことで、未習得分野や知識の薄い分野を把握することができます。

一方後者は、特定の知識を深く教え込むやり方です。

残念ながらこのようなタイプは、教えるのが下手というより不向きかもしれません。

教えるということに「俺の知識はすごいだろう」という承認欲求が入るからです。

教わる側から「すごいですね」を引き出したいのです。

教え方はとことんマニアックになります。

一方、教わるほうは情報がピンポイントかつ断片的になります。

結局「何がわからないのかがわからない」状態に陥ってしまうのです。

 

全体の中の「イマココ」を示すことの重要性は、仕事を教えるときばかりではありません。

例えば人前でスピーチする際「要点は3つあります。ひとつ目は…」と3つの要点を説明したあとで、各項目について詳しく説明するのと、前置きがない状態で各論に突入するのでは、聞く側の理解度に差が出ます。

 

受験勉強をしていて学力が伸びる瞬間も断片的な知識と知識がつながったときです。

知識と知識のつながりは周辺の知識も巻き込むので一気に学力が上がるのです。

  • 概要を伝える
  • 現在位置を示す

この2つは、理解度をアップさせる上で必要不可欠なスキルだといえるでしょう。

 

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