ヒロキ@転職チャレンジャー

転職活動中の会社員です。会社員のリアルな現状をまとめています。

親しくなりすぎないこと

組織の人間関係で重要なのは、親しくなりすぎないことです。

親しくなりすぎると、言いたいことが言えなくなります。

親しくなりすぎると「嫌われたくない」という感情が芽生えてきます。

相手の意見を無批判に受け入れてしまうのは「嫌われたくない」という感情によるものです。

心の中で「違う」と思っても「そうですね」と思わず言ってしまうのです。

言いたいことが言えない状態は、ストレスにつながります。

ストレスがたまってくると、やがて爆発します。

ストレスをためこみすぎると、爆発力も大きなものになります。

 

子供のころ、一度くらいは仲のよい友達とけんかをしたことがあるでしょう。

その時のけんかは、とても激しいものだったのではないでしょうか。

相手のことが急に嫌いになったからではありません。

あまりに親しくなりすぎた結果なのです。

 

大人の社会は、子供の社会より複雑です。

明確な上下関係があるからです。

感情的をぶつけるのは、本人にとってプラスになることはありません。

組織にとってもプラスにはなりません。

暴力はいうまでもなく違法行為です。

感情的な衝突を避ける意味でも、距離感はとても重要なのです。

 

ほとんどの企業において年功序列」は過去のものとなりました。

昨日の部下が今日の上司ということも珍しくありません。

昨日の上司が今日の部下ということも当たり前になりつつあります。

このような傾向は、今後さらに強まるでしょう。

親しくなりすぎることは、仕事のやりづらさを生み出す原因にもなります。

もちろん、よそよそしく接することを進めているわけではありません。

どんな相手でも敬意をもち、態度を変えないことが大人の距離感なのです。

 

経営トップには、このような言葉を好んで使う人が少なからず存在します。

 

・全社員が一丸となって…

・お互いを信頼して…

・一致団結して…

 

残念ながら、このような言葉を安易に使うトップは、組織のことを深く考えていないものです。

年中同じことを言い続ける傾向にあります。

そもそも「一丸となる」とはどのような状態を指すのでしょうか。

「お互いを信頼する」とはどのような状態を指すのでしょうか。

「団結力」は組織全体にプラスの効果をもらたすのでしょうか。

ではなぜ、人事制度を変えるのでしょうか。

言われた社員は「がんばれということね」と解釈するだけです。

少なくとも「今、起きている問題は何なのか」を説明しない限り、社員の行動に大きな変化は起きないでしょう。

 

これからの組織に求められているのは、全体主義を排除することです。

従業員一人一人の力が組織の力になるのです。

組織にとって、団結力はむしろ排除すべき価値観なのです。

 

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