ヒロキ@転職チャレンジャー

転職活動中の会社員です。会社員のリアルな現状をまとめています。

ビジョンとは意見をぶつけ合うこと

経営コンサルの書いた本やブログを読んでいると

 

・強い組織を作るにはビジョンの共有が必要である

・全従業員が同じ方向を向いて進むべき

・ビジョンを理解できない従業員は排除すべき

 

などと、ビジョンや理念という言葉が数多く出てきます。

 

僕が働いている会社でも、毎朝「企業理念」を唱和します。

正直、唱和にはあまり意味がないと思っています。

従業員全員で唱和することと、同じ方向を向くことは別の話だからです。

 

頭の良い経営コンサルの先生方にお聞きしたいのは「ビジョンの共有や方向性の統一とは一体どのような状態をさすのか?」ということです。

 

経営トップの話を涙ぐみ、大きくうなずきながら聞き入る状態。

経営トップのカリスマ性に惹かれて入社する人たちだけで構成されている組織。

この領域に到達している組織は、確かに同じ方向を向いているのかも知れません。

もはや洗脳の領域といってもよいでしょう。

ただ、このような企業はほんの一部だと思います。

 

多くの人は、経営トップのビジョンのみで入社を志望するわけではありませんし、ビジョン自体も従業員が思わず涙ぐんでしまうような内容でもないのです。

 

ビジョンや理念で必ずといってよいほど出てくる言葉があります。

それは「お客様」という言葉です。

 

・お客様のために

・お客様目線で

・お客様第一

 

「お客様」というキーワードが出てくるたびにうんざりしてしまいます。

僕は少しひねくれているので「お客様」という言葉を出せば出すほど、ビジョンや理念の「純度」は低くなると考えています。

企業がお客様の方向を向いているのは当たり前のことでしょう。

当たり前のことを当たり前のように言われても人の心は動きません。

 

ビジョンや理念は、経営トップが押し付けるものでも押し付けられるものでもありません。

個人の捉え方は人により、また立場によって異なって当然です。

むしろ重要なのは

 

従業員ひとりひとりがどのように捉えどのように行動するか

 

であり、さらに

 

組織は同じ方向を向いた人たちの集まりであってはならない

 

ということです。

組織に必要なのは、明確な根拠を持って意見が言える人です。

そして、立場や上下関係など関係なく意見をぶつけ合える環境です。

組織にイエスマンは必要ありません。

仮に僕が経営トップであるなら

 

・「それは違う」と言える人間になろう!

・自分の意見に根拠と自信を持とう!

・「自己満足」といえる領域まで突き詰めて取り組もう!

 

を理念にしますね。

目線をお客様から自分自身に向けるのです。

付和雷同してしまう従業員こそが、ビジョンや理念を理解していない人達なのです。

 

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