こういう時期だからこそ
新型コロナウィルスの感染拡大がとまりません。
感染が拡大すればするほど問題になるのが経済への影響です。
僕が働いている会社も「緊急事態宣言」に伴い、一部の店舗が休業となりました。
感染拡大が長引けば、会社存続にかかわる問題となるのは間違いないでしょう。
コロナに対するビジネスへの影響について、受け止め方は人により異なります。
- 政府による補償を待ち続けている人
- 最悪の事態を想定し次の展開を考える人
大きくこの2つに分かれるように思います。
一方が正しく、もう一方が間違いというわけではありません。
ただ、受け止め方という点で、逆境に強いのは圧倒的に後者だと考えています。
人生は選択の連続です。
どれだけリスクをとるのかは個人の自由です。
どれだけリスクを減らしていくかも個人の自由です。
どれだけリスクを減らせるかは、確率の問題であり絶対的なものではありません。
生きている以上、リスクゼロの人生はありえないのです。
いわゆる大企業や一流企業に就職したからといって、一生安泰などということはありません。
一生安泰であれば、世界中が今回のコロナ禍でここまで揺れることもないでしょう。
人間は、不確定要素が大きいほど不安を感じ、動揺する生き物なのです。
「国会議員の歳費を削減しろ」
「公務員の給料を減らせ」
このような言葉を耳にする機会が増えました。
特に前者については反対する理由もないのですが、感情ばかりが先走っているような印象を受けます。
公務員は、様々な選択肢の中から試験に合格し、今の仕事についた人たちです。
他人から「給料を減らせ」などと言われる筋合いはないのです。
リスクという点では、病気やケガについても同様のことが言えるでしょう。
「健康的な生活をしていれば病気にかからない」
という言葉も、強いて言えば確率の問題であり、基本的に根拠がありません。
何をもって健康的なのかもわかりませんし、何歳まで生きれば幸せなのかもわかりません。
「長生きすれば幸せ」ということ自体、他人の勝手なイメージであり、本人の幸せと寿命には何の関係もないのです。
ケガについては、病気以上に突発的にやってくるものです。
「気を付けて生活している」
これも「健康的な生活」と同じで、事件や事故に巻き込まれる可能性を排除できるわかではないのです。
「四苦」という言葉があります。
「生・老・病・死」のことです。
この世に生まれてきた以上、これらの「苦」から逃れることはできません。
この1点において、人間というより生物は究極的に平等なのだと思います。
こういうときこそ現実を冷静に受け止めたいものです。
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