人材育成とは教えないこと
除草担当を卒業し2か月が経ちました。
着任してから現在まで仕事に追われまくっていました。
気の抜けない毎日が今でも続いています。
現在のメイン業務は店舗設備の工事手配です。
・知識ゼロからのスタート
・年末から期末にかけての工事集中
・短期間での業務引継ぎ
厳しい条件下のもとでのスタートではありました。
でも正直なめていましたね。
今の業務を。
・納期が決まっている
・発注ミスは許されない
・数多くの取引先との調整が必要
・オーダーの追加や修正にも柔軟に対応する
多くの工事案件が容赦なく押し寄せてきました。
確認作業に追われていると他の案件に遅れが出ます。
確認作業を怠ると発注ミスや漏れの原因となります。
「何がわからないのかがわからない」状態が、強いストレスとなりました。
除草担当時代に使用率5%未満だった脳のメモリーが、一気に100%近くまで上昇した感じです。
「脳とパソコンは構造が似ているのかな」
余計なことを考えていると、原因不明の頭痛に襲われるようになりました。
着任1か月後のことでした。
後頭部のうなじのあたりがズキズキ痛むのです。
痛みは不定期かつ断続的なものでした。
経験したことのない痛みや違和感に襲われると不安になるものです。
スマホで原因をさぐってみました。
場所が頭だけに、命にかかわるような病名ばかりが目に飛び込んできました。
「これ一番やばいパターンだろ!」
不安は消えるどころかさらに大きくなりました。
上司に報告し、1日休みをもらうことにしました。
脳神経外科行へ行きました。
初めてMRIによる診察。
診断結果が出ました。
「安心していいと思いますよ~」
「えっ、これで異常なし?」
半信半疑で病院をあとにしました。
不思議なことに症状は次第に収束へ。
「安心していいのかも…」
ドタバタの2か月で再認識したことがあります。
それは、人材育成のあり方についてです。
人材育成の本質とは
・極力教えない
・聞かれたこと以外は答えない
・フォロー体制だけは整えておく
この3点です。
つきっきりで教えるのは、効率が良さそうで悪いです。
教える側は、自己満足で必要以上の知識を教えこもうとします。
一方、教わる側は、何か問題が発生すると教える側に頼ろうとします。
「教え方が悪い」「まだ教わっていない」などの逃げ道をつくることにつながります。
教える側や上司にとって重要なのは、業務を教え込むことではありません。
業務の進捗確認とフォロー体制の整備です。
フォロー体制を万全にしたうえで「自分の力でやり遂げる」を実感させることこそが、最強の人材育成です。
なぜなら、業務に対する自信や責任感は「自分の力でやり遂げた」という実感なしに生まれるものではないからです。
お気軽にどうぞ!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓