除草担当卒業!
先日、上司に呼び出されました。
「今度は何を言われるのだろう?」
不安な気持ちをおさえながら上司のもとに行きました。
「異動を考えているんだけど、引っ越しできる?」
勤務地は、関西とのことでした。
「あー、はっ、はい…」
「会社からの命令ですから従うしかないですよね…」
などと、非常にあいまいでわけのわからない返答をしてしまいました。
100%転職に傾いていた僕にとって、今回の異動は全くの想定外。
久々に頭の中がひどく混乱しました。
ただ、今回の異動が前回の異動と決定的に異なることが1つだけあります。
それは
除草担当卒業!!!!
ということです。
ついに3年近く続いた除草担当を卒業するときがきたのです。
「会社から必要とされている」
ことを実感したからなのでしょう。
混乱の後で、じわじわと喜びがこみあげてきました。
僕はふと、約3年続いた除業務を振り返りました。
35度を超える炎天下で3シーズン除草を続けました。
マイナスの気温の下で、木の枝や竹を切りました。
肉体的な疲労や苦痛は数をこなすうちに慣れるものです。
疲労や苦痛は一時的なものですし、ある程度コントロールが可能です。
それより、除草作業をしていていて一番つらかったのは
「会社から必要とされていない」
を毎日のように感じる日々が続いたことです。
着任当初は、上司からパワハラとしか言いようがない個人攻撃を受け続けました。
評価は下げられ、あっけなく降格対象となりました。
「一体、この作業をどこまでがんばれば評価されるのだろう?」
「さらに評価が下がるのか?」
このようなことばかりを考えるようになると、仕事のパフォーマンスも下がる一方です。
気持ちを立て直そうにも、出社するだけで精一杯でした。
悪循環とはこのような状態を指すのでしょう。
僕は、この悪循環にはまりこんでしまったのです。
客観性や納得感のない評価ダウンは、会社にも従業員にもよい結果をもたらしません。
降格を経験してしまうと、評価されることに恐怖を抱くようになります。
自己肯定感が著しく低下します。
モチベーションが著しく低下します。
そして、給料も下がります。
このような社員が1人、また1人と増えていくことが会社の業績にプラスの効果もたらすことがないのは言うまでもありません。
社員を飼い殺しにするくらいなら、リストラしたほうがよっぽどましです。
会社にとって必要か必要ではないかの結論は、早く出した方がよいのです。
ともあれ、僕にとって除草担当の卒業は新たなキャリアの始まりであり、リセットでもあります。
異動後の新しい業務や環境につきましては、またこのブログで報いたします。