ヒロキ@転職チャレンジャー

転職活動中の会社員です。会社員のリアルな現状をまとめています。

「負けたくない」で精神的に崩壊する

20年以上会社員を続けてわかったことがあります。

 

「負けたくない」気持ちを持ち続けるのは、精神的に良くないということです。

40代になって「負けたくない」を続けていると、高い確率で精神的に崩壊します。

「負けたくない」とは、勝ち負けを常に意識している状態だからです。

勝ち負けを意識している状態とは、他人と比較している状態です。

他人との比較の中で湧き起る感情は劣等感です。

人は「自分より少し上」と感じる人をライバルとみなします。

劣等感は優越感に比べ、はるかに大きな精神的ストレスとなります。

ストレスを何十年も持ち続けて仕事をし続けるのは、体に良いわけがありません。

 

 

 

社会人の勝ち負け、つまり優劣は「評価」という言葉を使います。

学生の勝ち負け、つまり優劣は「成績」という言葉を使います。

学校の成績は、試験結果が基本となります。

試験結果は数字ですので客観的です。

一方、社会人特に会社員の評価は、必ずしも客観的なものではありません。

数字で表現できない要素が、数多く評価に入り込むからです。

所属部署や担当業務により、求められる結果も異なります。

 

何より一番やっかいなのは「上司が部下を評価する」ということです。

「人が人を評価する」のが会社員の世界です。

「人が人を評価する」と、そこには必ず主観が入ります。

上司の性格やタイプにより評価基準が異なるということです。

 

20年以上会社員を続けていると、色々なタイプの上司と仕事をすることになります。

年下の上司と仕事をする機会も増えるでしょう。

上司が変わるたびに、評価が大きく変わることもめずらしくありません。

実際、僕が適応障害との診断を受けたのも評価の急落が直接の原因でした。

「あと一歩で幹部社員」というところから一転して降格対象となってしまったのです。

入社以来経験したことのない劣等感と疎外感で頭の中が一杯になりました。

 

「自分はあの人より能力的に劣っている」

「もはや自分はこの組織で必要とされていないのか」

 

このような感情を持ち続けると、仕事のパフォーマンスが著しく低下します。

パフォーマンスの低下は焦りに繋がります。

さらなる評価ダウンをイメージするからです。

焦りとはストレスそのものなのです。

 

40代も後半となれば、社内における自分のポジションも見えてくるでしょう。

今の会社で働き続けるのであれば、評価や立場を受け入れなければなりません。

 

僕がブログを更新しているのには2つの意味があります。

1つは、より多くの人に読んでもらいたいから。

そしてもう1つは、会社員としての今の環境に別れを告げたいからです。

 

 

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