ヒロキ@転職チャレンジャー

転職活動中の会社員です。会社員のリアルな現状をまとめています。

公私混合のススメ

「公私混同」という言葉があります。

 

・会社の資産を私的に使う

・上司は部下に私的な依頼をする

・業務時間中に業務とは関係ない理由で職場を離れる

 

「公私混同」は、ネガティブな意味で使われます。

「混同」には「本来混ぜてはいけないものを混ぜ合わせる」という意味が含まれています。

 

「公私混同」と似た言葉で「公私混合」という言葉があります。

「混合」には「意図的に混ぜ合わせる」という意味があります。

 具体的な例として

 

・オフィスのフリーアドレス

・業務中に自由研究の時間を設ける

・会社が懇親会の場を提供する

 

等があげられます。

同じ「公私」でも印象が大きく異なります。

「混同」は限りなくブラック、一方「混合」はホワイトな印象です。

「混同」にはうんざり感、一方「混合」にはワクワク感があります。

 

「混同」「混合」で受ける印象が正反対なのには理由があります。

「公私混同」には「組織の権威主義が根底にあるからです。

「自分は偉いからこれくらいのことは許されるだろう」「公私混同」です。

 

一方、「公私混合」「組織の権威主義」の対極にある考え方です。

「お互いに対等な立場で言いたいことを言いあおう」「公私混合」なのです。

 

「組織の権威主義は、単に職位の違いや上下関係からくるものではありません。

上司が部下の評価者であることが「組織の権威主義をより強固なものにしているのです。

 

・上司に対し言いたいことが言えない

・上司の指示には絶対的に従わなければならない

・上司の顔色を常にうかがっている

 

これらに反する行為は、少なからず「評価」に影響を及ぼします。

部下は「上司」に縛られているのではなく「評価」に縛られているのです。

「評価」は、その後の昇進昇格に影響します。

昇進昇格は、その後の収入に影響するのです。

 

こうしてみると「評価」とは、上司の主観で大きく上下することがよくわかります。

「評価」とは、結果に対してではなく常に上司の支配下にあるということです。

結果が客観的なものであれば、部下は上司の顔色を見て仕事をすることはなくなるはずです。

 

最近、上司が部下を評価しない会社が増えています。

評価しないというのは「レイティング」を廃止するという意味です。

社員を格付けしないということです。

 

知識労働では、目標達成正当な測定が難しい

・業務内容の異なる部門間でのランク調整は意味がない

・利益の再配分だけが目的となり部下育成の視点が欠けている

 

これらが背景にあるのでしょう。

 

企業はもっと「顧客第一」である前に「従業員第一」であるべきです。

経営が「従業員第一」で物事を考え実行するからこそ、従業員は「顧客第一」考え行動することができるのです。

 

「公私混合」「従業員第一」へのきっかけ作りになるでしょう。